献眼者ご遺族からの手記  大平 弘様

令和元年5月19日(日)栃木県アイバンク献眼者慰霊祭に参列させて頂き、誠にありがとうございました。参列者の皆様とともに、あらためて献眼された方々の真心の奉仕に、心より感謝申し上げたいと思います。

私の父は、栃木県アイバンクの創設に関わり、その当時、私自身も目の不自由な多くの方が角膜を必要としていることに驚いた記憶が残っております。2018年度の栃木県内の献眼者は20名で、これまでに約880名の方が角膜の提供をくださり、約1,650人の方が光を取り戻すことができたそうです。また、日本には目の不自由な方が31万人おり、そのうち角膜移植で視力を回復できる人が2万人おられるとお聞きしております。

当日、参列された遺族の皆様とお話する機会を頂きましたが、皆様がそれぞれの思いをいだきながら、アイバンクにより、ご家族が献眼を行い、多くの目の不自由な方に光が取り戻せたことは、ほんとうに良かった、とお話されておりました。

これからも、このアイバンク運動の輪が拡がり、一人でも多くの方に光が取り戻せるよう、私自身もこの運動を支援して行きたいと思います。

結びに、栃木県アイバンク様の活動が今後もますます拡がりますよう、心よりお祈り申し上げます。

(公財)栃木県アイバンク「光とアイ」15号より

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